2006年4月25日


足湯ほっこり町の芸術家



伊豆市姫の湯の「ライフハウス友だち村」からお便りをいただきました。 友だち村『足湯ほっこり』入り初め式のご案内とあります。 「地域交流の場として、姫之湯遊歩道づくりに続いて、あずまやと足湯を作るプロジェクトを進めてまいりましたがいよいよ完成しました」ということです。
4月26日の式典にお招きをいただいたのですが、当日は、議員総会ほか公務のために出席がかなわないので、前日25日にお伺いいたしました。

 

春風にしては少々冷たいと思いましたが、姫之湯周辺は春爛漫、友だち村は花盛りでした。
出迎えてくださったのは、「ライフハウス友だち村」の住まい手で、入居者で構成する「夢プロジェクト」の代表・土井良多江子(どいらたえこ)さん。
「ライフハウス友だち村」というのは、主として都会から越されてきた方がお住まいになっているようですが、田島陽子さんも住まい手ということで有名です。
土井良さん、「もう、古希に入りました」とおっしゃいましたが、どうしてお若く、飾り気のないとても素敵な方でした。
早速案内していただきました。
「友だち村マンション」の手前の道を下り・・・・おやおや、坂道の手すりに紅白のテープが巻かれていました。
明日のお祝いをたいへん嬉しく思っていますというパフォーマンスかな。その心配りがなんとも温かでした。
道を下ると大見川と姫之湯地域がぱっと開けてきます。
「このあたり一周1kmの遊歩道になっています」
足元にきれいな湧き水があり、さわさわとクレソンが揺れていました。「蛍池といってカワニナがいるんですよ」と土井良さん。
「ビオトープだ」と私。「ビオトープ、ビオトープ」と、興奮してしまいました。
あずまやがありました。 ヒノキの香りも芳しく、いい感じです。 「楽しみと安らぎの場づくりです」と
土井良さん。

「ここを見てください」と土井良さんは看板を指しました。
「ほら、『足湯ほっこり』の「」にイクスクラメーションマークが付いているでしょう?ですから「『ほっこり』。
いいですか。『ほっこり』なのですよ」と土井良さん、強調しました。
「友だち村」には、かけ流しの天然温泉があり、私も入らせていただいたことがあります。
窓からの眺めがよく、ついつい長湯をしてのぼせてしまったのを覚えています。
あずまやの隣に、これが足湯。 きれいな水をたたえた細長い水槽と両側に木のベンチがあり、手すりが通っています。
「ここに座って足を入れるのだな」 でもまだ「
足湯入り初め式」が済んでいないので、足を入れてはいけないな。
手ならいいでしょう?「
あったかーい」。

「あの温泉のあまったお湯をこちらに流しているのですね?」 ゲロゲロゲロ、ガマの声。ガマがいます。 足湯の湯の流入口に鎮座ましますガマの置物、お湯が流れてくるとゲロゲロゲロと音がするのです。 このガマちゃんも、式に備えて紅白リボンの蝶ネクタイをしていました。友だち村の皆さんのお人柄がうかがえますね。  
小道の側に、ひと目で気に入った建物がありました。その名は「わかった会館」。 ここで、石丸正弘さんにお目にかかりました。 石丸さんは、夫人のみどりさんと、新しい・・衣・飾・住のかたちを提案しようと、1988年に梅木というところに「ダイアン」というアトリエ・ギャラリーを開いたそうですが、とにかくすごい造型の芸術家でした。
石丸さんは26日の式典を彩るイベントとして「わかった会館」で衣・飾・住展を開くため、お仕事に余念がありませんでしたが、たくさんの作品を見せてくださいました。

わかった館  丸正弘さんと作品と
石丸正弘さんと作品と 石丸正弘さんの作品と