2006年3月27日
こんなに腫れちゃって・・
トリアージュ訓練の見学

 

平成18年3月27日 伊豆の国市伊豆長岡南小学校体育館に於いて、順天堂大学医学部付属静岡病院トリアージュ訓練がおこなわれました
東海地震が予測されている現在、県内各医療機関では災害時に如何に多くの被害者を効率よく救えるかをテーマに訓練を行っています。今回伊豆の国市でトリアージュ訓練が行われることを知り、見学することにしました。
いざという時どのような行動すればよいか、被害(負傷した)にあった場合、自分の気持ちの持ち方など参考になるのではと思いながら参加しました。
他の用事があったので少し遅れて参加(見学)しました。体育館に入ったらすごく多くの人が体育館いっぱいに動き回っていました。
医療器具の周りを囲む人、負傷者と思われる方、その人たちを看護する人、見学する人、みんな真剣に行動していました。
今回は順天堂大学医学部付属静岡病院の医師、技師、看護師、事務員と田方消防署の救急医療師、消防士、など300名が参加しました。

(参考)トリアージュ(Triage) とは、「治療優先順位の選別」を意味している。
『医学的なトリアージュを行う現実的な意味は、利用可能な資源を有効に用いて可能な限り多くの人々を救い、助けることにある。環境問題に関してトリアージュを行い、緊急度を評価する具体的判断基準をつくることを提案したい。そうすれば、どのように資源を使って問題にどう取り組むかを戦略的に考えることが出来るからだ。』(ダイヤモンド社、P.204、藤倉 良 訳)

負傷者の被害状態の識別表示札(色別)
負傷者(ここは軽微な方)
負傷者リスト
重傷者の診察方法の指導実演
重傷者の診察方法の指導と見学者

まちの区長さん、市議会議員さん、一般の方も見学に来ていました。
講評にもありましたが実際災害が発生したら、このように整った状態ではなく、また、応援できる人も少ないと思われます。人の命を第一に考え、如何に多くの人を助けることができるか。
個人的わがままは許されない。このような状況で自分に何ができるか考えさせられた。
一般の方もこのような訓練には積極的に参加することが望ましいのではと思いました。