2006年3月11日

伊豆縦貫自動車道・天城北道路本立野トンネル貫通

 
水口俊太郎県議、小野登志子、斉藤としつぐ代議士

リスナーの皆様は、景気の動向とか、経済の回復、ということを何を基準に考えますか?
私は自動車、と言うか、道路の混雑ぶり、あるいは渋滞で考えます。  
私の住んでいる伊豆の国市には、国道136号線が走っています。 この道路が渋滞すると「あっ、伊豆にお客さまが入ったな、良かった」と思います。
これは議員になったからではなく、昔から、そう思っていました。
慢性的な渋滞は、道路網の整備を急がなくてはなりませんし、年度末の駆け込み工事による渋滞も困りものですが、観光客による混雑は嬉しいものです。
このところ、観光バスも多いようで、景気が回復していることが実感されますが、いかがでしょうか。
さて、今朝の話題は「1031m」。
ドライバーの皆様、「1031m」って、何のことか判りますか?
すぐにお判りになる方は相当の道路通と言えますね。
1031mとは、「伊豆縦貫自動車道、天城北道路本立野トンネル」の長さです。かなり長いトンネルですね。 先ごろ、このトンネルが貫通いたしました。
              
3月11日、天城北道路本立野トンネルの「貫通式」が行われ、私も地元の県議会議員として出席させていただきました。
「トンネルの貫通式」とはどんなことが行われるのでしょうか?
何しろ好奇心の強い私ゆえ、興味津津でした。

では、その前に先ず、伊豆縦貫自動車道について触れさせていただきます。
伊豆縦貫自動車道は、東名高速道路沼津インターチャンジを起点とし、 下田市 に至る延長約60kmの一般国道の自動車専用道路で、高規格幹線道路に位置づけられた路線です。
すごいでしょう!
沼津から下田まで60キロペースで走って1時間、80キロペースだと・・夢のようですね。
天城北道路は、そのうちの6.7km、伊豆市修善寺から矢熊までとなっています。

伊豆半島は全国有数の観光地ですが、交通事情が極めて悪く、観光誘客にも大きな影響を及ぼしています。
温泉、自然景観、歴史遺跡などを楽しみに見えるお客様は年間4200万人、その6割は自家用車を利用しています。
地元住民も、交通の58%が自動車に依存しているので、それに見合う道路が欲しいのです。慢性的な渋滞は、日常生活や救急医療等にも影響を及ぼしています。
それらを解決するために、官民揃って期成同盟を結成し、要望活動を重ねてきた結果、天城北道路は平成6年度に事業化となり、14年度に工事に着手、そのうちの「本立野トンネル新設工事」は、平成15年度着手、この度めでたく貫通式を迎えたわけです。

この事業の発注者は、国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所、施工者は、飛島建設株式会社名古屋支店。
私が県議会議員になったのが平成15年ですから、ずっと見守ってきた経緯がございまして、飛島建設の近藤所長さんにおかれましては、何度も何度も工事経過説明に見えるなど、その熱心さには胸を打たれました。

説明によると、 工事は、山をくりぬき、地肌に金網を取り付け、鉄でアーチを作り、コンクリートの一次吹付、二次吹付を終えるとロックボルトで締め、防水のため天井をすべてビニールで覆い・・・・というところまで終了しているようで、この後は、舗装や照明施設などを入れて、開通は7月頃とのことでした。

さて、貫通式当日のことです。 トンネルの修善寺側から乗用車で入り、ぐんぐん奥に進むと、約1000mの当たりに紅白の幕が張られ、式典の会場のようでした。 紅白幕の向こう側はまだ暗く、最後の発破によって、トンネルが貫通するという仕掛けになっているようでした。
式辞の後、紅白幕の前に置かれた発破装置のボタンが、国土交通省の木村嘉富所長らの手によって押されました。


どかん、どかん、どかん、どかんと大きな音がトンネル内に響き渡り、気がつくと、紅白幕の向こうが徐々に明るくなり、空が見えてきました。

「ばんざーい、ばんざーい」と工事に携わった方々から声が上がり、会場の出席者全員あらん限りの声を張り上げて、万歳をし、祝福しました。

国土交通省の木村所長のお話は、いつ聞いても清清しいものですが、貫通式における式辞の中で「トンネル工事の見学に来た子どもたちのサインが壁に嵌め込まれています。
(公共工事は)みんなで作るものですから」と話されたのが印象的でした。 「トンネル貫通式」、初めての経験ですから、トンネル内部のあっちをキョロキョロ、こっちを撫でたり、関係者を捉まえて質問したり、のひとときを過ごさせていただきました。

平成6年の事業採択から11年、それまでの要望活動、その後の要望活動、環境影響評価などの事業アセスの手続きを完了し、ようやく用地買収、工事着手となり、その後、幾多の困難を乗り越えて「天城北道路本立野トンネル」は貫通しました。
やり遂げた工事関係者の皆様のご努力に感謝いたします。
こうして道路が出来、トンネルが出来るのだということ、その長い道のりに思いを馳せ、私は、その場に居合わせたことを重く受け止めております。
以上、「天城北道路本立野トンネル」のリポートでした。

では、皆様、今日一日、お仕事に、勉強に、そして遊びに、大いにお励み下さい。
ごきげんよう! 「Yassaka!」